京都大学大学院薬学研究科講師 津田真弘先生がCHCセンターでの薬学教育を見学されました。 「薬学生が考える健康サポート-OTCかぜ薬-」の研究発表会を開催。(2016年10月18日)

名古屋市立大学コミュニティ・ヘルスケア教育研究センター(CHCセンター)暮らしの保健室では、毎週火曜日10:00~12:00に「なごやかサロン」を開催しております。このサロンに、名古屋市立大学病院の薬学実務実習生(5年生)が定期的に参加しております。

10月18日は、名古屋市立大学 薬学部薬学科5年生 2名による「OTCかぜ薬」(薬局で買える市販かぜ薬)についての研究発表会が開催され、地域住民12名の方が参加くださいました。今回は京都大学大学院薬学研究科 統合薬学教育開発センター講師 津田真弘先生が、CHCセンターでの薬学教育を見学されました。

研究発表は、学生の自己紹介後、かぜをひいた時、医療機関に受診した方がよい症状や、市販薬で対処できる症状の説明から始まりました。次に、医療機関で処方される医療用医薬品と、薬局で購入できる市販薬との違いについて解説がありました。さらに売れ筋の市販薬2品目を提示し、有効成分、年齢、価格、剤形による選び方を提案してくれました。副作用が出た時の対処法や、医薬品副作用被害救済制度の紹介もありました。

座談会では2グループに分かれ、参加者から学生に対して、普段飲んでいる薬やトローチの使用期限、薬の副作用など、日頃疑問に思うことの質問がありました。時に薬学部教員や保健師の助け舟をもらいながら、丁寧に答える学生さんの姿が印象的でした。『薬剤師は薬の防波堤になっている』という意見をはじめ、薬学生の活躍に期待する声を多くいただきました。

京都大学の津田先生は、薬剤師の立場から皆さんの質問や疑問にわかりやすく回答してくださいました。逆に参加者の皆さんからは、CHCセンターで行われる地域住民と学生との交流や教育について、感想や貴重な意見をいただく機会になりました。

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次回10月25日(火)は元小学校の先生による落語独演会を予定しおります。皆さん、おおいに笑おうではありませんか。ご来場お待ちしております。

「なごやかサロン」は毎週火曜日10:00~12:00に開催されています。特別イベントや、参加者の方々との語り合い、学生さんによる様々な話題提供なども行われています。話したいこと、聞いてみたいことなど、皆さんのアイディアから企画をいたします。

参加申込・費用等は不要となっております。お気軽にご参加ください。


補足情報(開催日など)
[開催日:10月18日(火)]