2016年10月29日(土)10:00より名古屋市立大学コミュニティ・ヘルスケア教育研究センター(CHCセンター)にて、地域と育む未来医療人「なごやかモデル」健康講座を開催しました。
小春日和の中、36名の方がご参加くださいました。今回は、名古屋市立大学薬学部4年生4名がコミュニティ・ヘルスケア実習として参加しました。学生発表では、アドバンスケア・プランニング(ACP)の説明と、CHCセンター利用者を対象に実施したACPに関するアンケートの結果報告を行いました。ACPの認知度が低いため、普及・啓発活動を行うことが、今後の課題との提言がありました。
次に、赤津裕康先生よりメインテーマである「望みうる最期を迎える準備とその知識」と題した講演がありました。人生の最期をどのように迎えるのか?という踏み込んだ内容を、わかりやすく、時に会場の笑いをとりながら進行していきました。認知症や脳血管障害など加齢に伴う病気や症状、延命治療の種類や方法について解説がありました。判断力が低下し意思表示が出来なくなる前に、延命治療についての意思表示を文書で残すことの重要性、家族や人のためではなく自分の最期は自分で決めることの大切さを語られました。エンディングノートやリビングウィルの紹介もあり、終了後のアンケートでは今日の話を聞いて「意思決定をしようと思った。家族に書面で伝えたい」「今まで勉強していたが更に知識を得ることができた」「わかりやすい説明で参加してよかった。」「知識を得ることの大切さを実感した」「次回も参加したい」など感想をたくさんいただきました。
赤津先生は今回の続編を行いたいと考えております。健康講座は事前申し込み無くどなたでも参加できます。参加費は無料です。日程は未定ですが、続編をご期待ください。
- 補足情報(開催日など)
- [開催日:10月29日(土)]