名古屋市立大学コミュニティ・ヘルスケア教育研究センター(CHCセンター)なごやか暮らしの保健室では、毎週火曜日10:00~12:00に「なごやかサロン」を開催しております。このサロンに、名古屋市立大学病院の薬学実務実習生(5年生)が定期的に参加しています。今年度二回目の参加になりました。
名古屋市立大学薬学部5年生3名、愛知学院大学薬学部5年生1名の計4名が、それぞれの基礎研究テーマを紹介してくれました。抗がん剤や免疫力を高める薬剤を作るための研究、時間をかけた地道な実験や楽しい学生生活をうかがうことができました。続いて座談会では「高齢者の日常生活を理解する」をテーマに、学生が参加者から教わるかたちで進んでいきました。22名の参加者は学生を囲みながら4つに分かれ、「楽しいことはなんですか?」「将来に対して不安なことはありますか?」という学生の質問に対し丁寧に答えてくれました。楽しいことは、「野菜作りや花を植え土いじりすること」「ここ(サロン)に来ることが楽しみ」「お友達とおしゃべりすること」など各個人で違いがありました。一方、不安なことは「足腰の衰退」「病気になったとき」「認知症になったら」など共通していることに驚きました。
参加者からは「毎回学生が来るのが楽しみ」「研究の話を聞くたびに頭が良くなったような気がする」「希望あふれる若い方との会話は元気をもらえる」など、学生との時間を楽しみにしている声が聞かれました。
学生さんからは「自分の祖父母より元気な感じがした」「日常生活のいろいろな話を聞くことができ勉強になった」「将来に対する不安を知ることができた」などの感想と、感謝の言葉がありました。
「なごやかサロン」は特別イベントや、参加者の方々との語り合い、学生さんによる様々な話題提供なども行われています。話したいこと、聞いてみたいことなど、皆さんのアイディアから企画をいたします。
参加申込・費用等は不要となっております。お気軽にご参加ください。
- 補足情報(開催日など)
- [開催日:6月6日(火)]