名古屋市立大学コミュニティ・ヘルスケア教育研究センター（ＣＨＣセンター）なごやか暮らしの保健室では、毎週火曜日10:00～12:00に「なごやかサロン」を開催しております。このサロンに、名古屋市立大学病院の薬学実務実習生（5年生）が定期的に参加しています。
今回の薬学5年生は名古屋市立大学3名と鈴鹿医療科学大学1名でした。学生の司会進行により、自己紹介と基礎研究テーマの紹介がありました。「iPS細胞を用いた創薬研究」や「エピジェネティクス」など、それぞれが最先端の薬学研究に取り組んでいました。その後、参加者16名と学生が４つに分かれて座談会を行いました。薬学生さんが参加者に聞いてみたいテーマを3つ挙げました。（①「これからの夢」②「健康に気をつけていること」③「薬を服用することをどう思うか？」）
学生は普段高齢者と接する機会が少ないため、参加者の言葉に聴き入ったり、ユーモアあふれる話に笑ったりしながら、テーマについて語り合いました。①「これからの夢」は、孫の成長をみたい。オリンピックまでは元気でいたい。皆さんと交流して楽しみたい。②「健康に気をつけていること」は、食事、散歩や運動、なごやかサロンのような交流の機会を持つ。③については「薬はできるだけ飲みたくない」「副作用が気になる」「ジェネリック医薬品は安全か？」等、日頃の薬に対する思いがたくさん出されました。
参加者からは「いつも勉強になる」「学生さんと話ができるのを楽しみにしている」「人の気持ちに寄り添った薬剤師になってください」など激励の言葉をいただきました。学生からは「将来の薬剤師として考えさせられた」「自分の考えを上手に話されることに感心した」など御礼の言葉がありました。このサロンでは、若い学生と高齢者がお互いに教えあい、そして学びあう機会になっております。
「なごやかサロン」は特別イベントや、参加者の方々との語り合い、学生さんによる様々な話題提供なども行われています。話したいこと、聞いてみたいことなど、皆さんのアイディアから企画をいたします。
参加申込・費用等は不要となっております。お気軽にご参加ください。
- 補足情報（開催日など）
- [開催日：9月19日（火）]