なごやか暮らしの保健室 学生による「健康測定会」を開催しました。(2017年9月30日)

「健康測定会」では鳴子地域にお住いの方々の健康チェックを医療系学生が行います。参加者と学生が一緒になって、日常の健康管理や生活習慣を話し合うことを目的としています。学生は上級生や教職員から測定技術やコミュニケーションの方法を学びます。

今回は、過去最多の参加者65名と学生36名の参加がありました。学生の内訳は、ボランティアで活動する「なごやかみどりのサポーター」5名(薬学部6年生3名、看護学部4年生2名)に加え、授業(コミュニティ・ヘルスケア論Ⅱ)として3年生22名(薬学部21名、医学部1名)、地域参加型学習として9名(名古屋市立大学1年生6名、名古屋学院大学2年生3名)でした。測定は血圧、体組成、骨密度、塩分味覚域、身長体重の5項目をチェックしました。上級生は下級生に測定器具の使い方を教えながら、学年や大学の垣根をこえて協力し合いながら運営していきました。

測定の待ち時間には、学生は参加者を対象に『アドバンス・ケア・プランニング:ACP(Advance Care Planning)』のインタビューを行い、将来に向けて万が一のときに備えた本人の意思や希望、代理決定者について話し合いました。また、下級生は高齢者の方々と折り紙をしながら語り合うなど工夫を凝らしました。

参加者からは「色々なことに挑戦して頑張ってください」「おもいやりの心をもって、(医療に)携わってください」「これからも測定会を続けて欲しい」「感謝」など学生への期待や激励の言葉がありました。学生からは「普段から健康に気づかう方が多く驚いた」「健康測定やアンケートを通して高齢者の方々とお話ができ良い経験になった」「年を重ねながら夢や目標に向い挑戦されている姿は素敵に思う」など感想がありました。さらに、身近に家族がいない方でも、ご近所や友達同士で助けあっていることを知りました。学生は参加者皆様との楽しいひとときを過ごし、健康測定やアンケート調査を通して、たくさんの学びを得ることができました。

次回の健康測定会は2018年3月10日(土)を予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。


補足情報(開催日など)
[開催日:9月30日(土)]