なごやかサロン 薬学部5年生による~研究テーマ発表と座談会~Vol.6を開催しました。(2017年11月7日)

名古屋市立大学コミュニティ・ヘルスケア教育研究センター(CHCセンター)なごやか暮らしの保健室では、毎週火曜日10:00~12:00に「なごやかサロン」を開催しております。このサロンに、名古屋市立大学病院の薬学実務実習生(5年生)が定期的に参加しています。

今回は、けんこう薬局(緑区鳴子町)で実習中の薬学生(5年生)2名が加わり、名古屋市立大学4名、愛知学院大学1名、名城大学1名の計6名が参加しました。名古屋市立大学病院の実習生は、各自の研究テーマを発表しました。「新生児のカルニチン代謝異常」「ニガハッカの構造活性相関研究」「関節リウマチの原因究明」「B型肝炎に対する新薬開発」など、最先端の基礎研究に向き合っておりました。けんこう薬局の実習生は、床ずれ『褥瘡(じょくそう)』について発表しました。実習中に褥瘡治療に関わった経験をもとに、褥瘡の早期発見法や、褥瘡ができやすい体の場所などを解説してくれました。褥瘡についても、薬剤師に相談できると伺いました。

次に、参加者15名は6グループに分かれ、そこに学生が一人ずつ入り、座談会を行いました。学生が参加者に質問したいテーマ(①今までで一番楽しかったこと②自分の健康について不安を感じること)を話し合いました。どのグループも活発に、前向きな意見が出て盛り上がりました。①については「結婚したころ」「子供・孫が生まれたとき」「定年退職して夫婦で全国旅行したこと」があげられました。②については「動けなくなったとき」「一人で病気になったとき」などが多かったようです。①②に共通した意見として「自分と家族の健康を維持する」「目標を持って生きる」「これから楽しみを見つけたい」など、参加者の皆さんから、将来に対する前向きな姿勢を感じ取ることができました。

参加者からは『難しい勉強をしているので将来が楽しみ』『若い方と話すのは刺激になる』など期待と励ましの言葉があり、学生からは高齢者の方と話す機会がないので、『病気や薬について考えを聴くことができ良かった』『普段の生活や趣味のお話ができ楽しかった』など感謝の言葉がありました。このサロンでは、若い学生と高齢者がお互いに語り合い、学びあう機会になっています。

「なごやかサロン」は特別イベントや、参加者の方々との語り合い、学生さんによる様々な話題提供なども行われています。話したいこと、聞いてみたいことなど、皆さんのアイディアから企画をいたします。

参加申込・費用等は不要となっております。お気軽にご参加ください。


補足情報(開催日など)
[開催日:11月7日(火)]