コミュニティ・ヘルスケア教育研究センター(CHCセンター)の設置
平成25年度に鳴子地区(緑区鳴子町1丁目)にCHCセンターを設置します。CHCセンターには、地域療養医学、地域療養薬学、地域療養生活看護学、地域リハビリテーション学、地域ヘルスケア工学の5講座を開設し、特任教員を配置します。
人材育成プログラムの開設
AIPを実現する総合診療医、医療・福祉・工学連携チームの養成、AIPを基盤に運動器症候群、認知症、加齢に関する研究・教育活動ができる人材育成を目的に、プログラムA~Fのカリキュラムを整備します。
鳴子地域を基盤とするカリキュラム
平成25年度は、プログラムAとして、地域の方々との協働により学生なればこそできる地域の課題解決をテーマとした地域参加型学習、様々な装置の特徴や信頼性を研究し既存の住宅モニタの有用性を検討する医療・福祉情報ICT演習、高齢者の理解のための聞き書き(独居高齢者の家庭を訪問し人生における個人の体験等をお聞きし物語としてまとめる活動)、といったカリキュラムを実施します。
平成26年度以降は、プログラムAとして、3チーム(1チーム12名前後)による地域参加型学習、高齢化団地での学生のルームシェア生活体験、1チーム3名の学生による2週に1度程度の継続的家庭訪問を実施する高齢者家庭支援体験、訪問診療・訪問看護等の同行実習、健康増進教室・体操教室・デイサービスなどの地域リハビリテーション実習、さらに、「暮らしの保健室」での住民とのふれあいを通じた相談実習を行います。
また、医学部卒後2年目の研修医(プログラムB)や総合診療医を目指す医師(プログラムC)、医・薬・看護研究科の大学院生(プログラムD)が、地域の医療機関で在宅医療チームに交替で参画し、年間を通じて在宅医療に従事します。また、名古屋工業大学の大学院生(プログラムE)と共に、健康に関するイベント、在宅医療・介護のための情報機器やロボットの紹介や講習会等を行います。