ICT医工学の実践的リーダの育成(プログラムE)

大学名等

名古屋工業大学大学院工学研究科

対象者

工学研究科博士前期課程1年、2年

修業年限(期間)

2年

養成すべき人材像

人間味ある医療・福祉マインドと、ICT医工学に関する高度な知識と新技術創造力を有し、在宅医療・介護ネットワークの広範的な管理者として、医療スタッフとともにICT医工学を先導し実践できる技術者を養成する。

修了要件・履修方法

カリキュラムに沿って30単位以上履修し、ICT医工学及びコミュニティ創成に関連する修士学位論文を提出し学位審査に合格する事。

履修科目等

  1. 医療ICT管理学(コース必修2単位)
  2. コミュニティ創成特論(コース必修2単位)
  3. 未来医療デザイン特論(コース必修2単位)
  4. 経営管理特論、産学連携技術特論、知的財産権技術開発特論
    (3科目から1科目選択必修)
  5. ヘルスケアコミュニティ創成研究セミナーⅠ,Ⅱ(必修10単位)
  6. 修士学位研究に関連する大学院科目(6科目選択必修)

教育内容の特色等(新規性・独創性等)

  1. 健康長寿コミュニティづくりを目指す超高齢団地での実践研修
    大学参画による健康長寿コミュニティづくりを進めている超高齢団地で、工学研究科大学院学生を対象とするICT医工学の研修を行う。高齢者の家庭や在宅医療の現場にICT技術を導入し、それを通じて高度な在宅医療臨床情報システム、医療情報管理のプライバシー保護やセキュリティ(デジタルフォレンジック)技術、更に先進的なM2M(マシンtoマシン)ネットによる医療情報モニタリングや介護ロボットなどの未来型ICTを学ぶ。
  2. 医療と医工学との多職種連携教育
    コース必修科目として、総合診療専門医研修プログラム、コミュニティ・ヘルスケア指導者養成コースとの共通科目を、医、薬、看の大学院生や後期研修医と合同で受講する。医療系の専門家による指導や助言、医療系学生との間の双方向教育を通じて専門的知見や技術を習得する。超高齢団地での実習では、医師、薬剤師、看護師、保健師、理学療法士との多職種協働チームで、在宅医療へのICTの導入やICTによる課題解決に取り組み実践力を磨く。このような多職種が協働する教育環境の中で、人間味ある医療・福祉マインドを醸成し、ICT医工学に関する知力と新技術創造力を育成して、医療スタッフとともにICT医工学を先導し実践する技術者を養成することがコースの特色である。

指導体制

  1. 1. 名古屋工業大学工学研究科のICT医工学とコミュニティ創成を専門とする教員・特任教員、名古屋工業大学コミュニティ創成教育研究センターの教員、名古屋市立大学医学研究科・薬学研究科・看護学研究科・附属病院の教員、地域中核病院の医療専門職、訪問看護師、地域包括ケアに関わる行政職、ICT医工学関連産業の研究開発技術者、ボランティアグループやNPOなど、地域の保健医療福祉を担うさまざまな人々による多職種協働指導を行う。
  2. 超高齢団地では、医療系の教員と医工学の教員が連携して、高度な在宅医療情報システム、先進的なM2Mネットによる医療情報モニタリングや介護ロボットなどの未来型ICTの応用技術と利活用の実践指導をおこなう。

受入開始時期

平成26年4月

受入目標人数

対象者 H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度
工学系大学院生M1 0 8 8 8 8 32
工学系大学院生M2 0 0 8 8 8 24
0 8 16 16 16 56